副業先生

アメリカに来て数日が経ち、授業にも慣れて来た。

 

が、授業が非常に簡単すぎる。そして、テンポがゆっくり。

 

she is,,

They are,,

 

など、ベーシックな英語の授業に何名かの生徒が余りにも暇すぎて授業をサボタージュしようと言う判断を下そうとしていたヤツもいた。

 

と言うのも、渡米事前講習時に英語のクラス分けテストがあり、その結果4つのグループに分けられる

 

結果は「グループ3」

要するに、下から二番目に位置するグループに選ばれた。

 

 アメリカ支部局の方に「授業がレベルにあっていない。どうにかできないか?」

と、申し出たが、

 

クラスの編成はノータッチ。その授業の中から学びを見つけてくれ。

 

との、返事が帰って来た。

 

背景〇〇様々

 

今回の研修には人それぞれ背景があって参加している。

実家の後継ぎ新規就農大学休学脱サラ等これほど色んな経験を踏まえた上で

「農業」という分野で交わうこの研修の醍醐味ではないかなと個人的には非常に感動している。

 

が、その分何に時間を費やして来たかも人それぞれ。

 

僕は大学卒業して直ぐにこの研修に参加するような形で、そういった研修生は少なくはない。

 

正直、この研修に参加すると決めたのは1年生。ようは3年間はこの研修に向けて行動して来たつもりではあった。

何回か説明会に顔を出し、何回か質問したのも覚えている。

 

なぜ1年次に参加しなかったのかは、

  • 島から出て来たばかり(生まれて野球しかやってこなかった)
  • 英語力
  • お酒が飲めない(アメリカでは21歳から)

 

などの、言い訳で固めている。w

 

何より、二番目にあげた英語力があまりにも欠けていた。

 

19ヶ月という人生の中では3秒ぐらいですぎてしまいそうな期間で、いかにアメリカの農業、経済、文化を感じ取ってこれるかはこの「英語力」にかかっていることは2年次に大学の授業で参加した実地研修で痛いほど味わった。

 

2週間ほどフィリピンに滞在し、現地の農家、学生と交流をし、最終日には日本とフィリピンを比較しながらのプレゼンテーションするという素晴らしい研修。

 

が、ほとんど無いに等しい英語力でプレゼンしろと言われてもまともにできるはずがなかったが、メンバーにスーパーハイスペック(5ヶ国語習得?)のマレーシア人がいてその子が僕らの中心となりギリギリ形となった。

 

まあ、そんな苦い経験から

 

海外に行っても何を得て帰ってこれる

 

と、第三者から言われたときに何も言えなかったっだろう。

 

まあ、それはさておき

 

「取り敢えず英語を勉強したい」

 

となっていた。誰でも一度は英語を喋れるようになりたいと思う日が来ると思う。同じように僕にも来てくれた。

 

それからの時間の使い方は

もともと旅好きだったので(島から出たことのない反動)

 

旅×英語=海外旅行

 

という、文系がおかしそうな計算式にたどり着いてしまっった。

(ちなみに姉は数学の先生w)

 

 

まあ、話せば長くなるので今後機会があれば書きたいと思います。

pantarima.hatenablog.com

 

上記のように旅のブログも書いていたのが懐かしい。

 

これまでかけてきた時間と金が人それぞれ違うんだよ

脱線しましたが、リピートして言いたいのは

 

これまでかけてきた時間と金が人それぞれ違うんだよ(小声

 

と。w

 

 

と、思ったより勉強してたとは胸はって言えないほどしょぼい感じですが、

TOEICスコアで見ると 280→600 ぐらいのちょっとかじった奴にはなれた気でいた。

 

ましてや、「こんな紙切れで判断しやがって」

 

なんてことは負け犬の遠吠えでしかないので決して言わないですが。

 

授業をBreak(ぶっ壊そう)しよう

 そんな時間の無駄にしてしまっている感が強い授業が続き、せっかくの楽しいランチはいつもそこに対する打開策の作戦会議だった。

 

同じように

有限な時間に対するシビヤさを感じている研修生もいる。

 

退屈で眠たくなる経験をアメリカでするとは思ってもいなかった。

スペイン語の勉強も隠れてやってみたが、なんか先生に申し訳なく感じるといういらない気遣いに疲れていた。

 

それを体現するように休憩時間は近くのソファでみんな寝ていた。(僕も同じく)

 

流石に、いつまでも不満ばかり言っていても変わる様子がない

ましてや、英語でそのニュアンスを伝えれる自信もない。

 

よし、授業をぶっ壊そう

 

自然に そういう流れになった。

 

作戦はこう。

 

  1. 1人が質問をする
  2. 分からない部分を誰かが深掘りするように質問する

 

それのループ。

 

what do you usually do after work. 

 

グーグルで「英語 質問 」で一番最初に出てきそうな簡単な質問が、ここまで授業を激変させるとは思ってもいなかった。

 

先生は嬉しそうに答えた

ビールを作っている 

 

続けてこう言った

 

僕は先生の他にもう1つビジネスをやっている。なんだと思う?

 

全くイメージできないから「ケータイの販売」とか言ってみると

 

そう、何かを売っている。そう、ビールを

 

 みんな「?」となったが、いつも「忙しい」と言って授業中に電話で誰かと話していたことが繋がった。

 

あの電話はビールを欲しいと注文がきていてね。授業中にすまないね。

 

月収500万超え

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僕らは聞きまくった。(作戦など忘れるほどのツッコミどころ満載)

  • なんでビールを作ろうと思ったのか
  • 作り方は
  • コストは
  • どこで売っている
  • 原材料のこと

 

1つ聞いては、知らない言葉が出てきてそれを質問する。

これがまさに授業ではないかと、1人で感動していたし、個人的にそう言った話は大好きで、副業を含めアメリカの働き方に興味があった。

 

原価率、販売価格、販売数まで全て聞いたので計算してみると

月収にして軽く50,000$(500万円)は超えていた。

 

酒税、販売税、販売免許等で色々取られ手元に全て手元に残るわけではないし、原材料が取れる時期も限られているので販売できるのは数ヶ月だけ

 

むしろ教師が副業だったのかとみんなが気づいた。

 

 

 正直、ここまで話が広がるとは誰も思っていなかった。

そして何より授業が楽しかった。先生も自分の好きなことがからかとても嬉しそうに話してくれた。

 

これまでと時間の過ぎる速さが違う。

授業時間が伸びてくればいいと思うとは考えもしなかった。

 

これまで、よく分からない話をリスニングし、誰も答えようとしなかったクラスが

少しだけ変わった気がした。

 

まして、先生まで

 

これから話すことを覚えてくれ、あとで内容を質問するから

 

と、自分の話を問題にしやがった。最高だぜ。

 

もちろんみんな食い入るように聞いていたし、普段質問しないような人まで手を挙げやすい環境が出来上がっていた。

 

授業終了の時間が迫ってきて最後に先生が言ってきた。

 

休み時間にみんなで話していると思えば、こういうことだったのか

まあ、明日はちゃんと授業やるよ

 

と。先生も流石に僕らの変化に気づいていたが、全然それでよかった。

 

 この日を境に先生との距離が近づいたことを皆が感じたと思う。

 

後日、

ビールを作っている現場を見たい。そこに視察研修という形で行かせて欲しい

と伝えると

 

そうか、じゃあ車を用意するよ 。と。笑

 

アメリカン特有のノリなのか、すぐ返事をもらったことに驚いたが1週間をたった今、まで実現していない。が、勿論そこも執拗にアグレッシブに向かっていくしかない。

 

最後に

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先生の店で提供されるビールを食い気味でみる研修生

 

アメリカに来て3週間が過ぎた。

 

今のモチベーションは「ビールの見学」

 

ビールが見たいというよりも

 

何もなかったことから何かをきっかけに状況が発展することを欲している感じ。

 

言葉は正確には伝わらないことは分かった。

多分、日本語でも言語化できていない。

 

あと、1つ分かったことがある。

ここアメリカに限らないが、授業は生徒が作るものだったということ。

要は、問題は僕ら自身にあったということ。

 

恥ずかしくも、もう学生である時間が少ない今日この頃に気がついてしまったが、まあこれから挽回しよう。

 

残り約1ヶ月。

どう過ごすかでこの研修の充実度が変わってくることは間違いない。

 

そして明日も先生は聞くだろう

 

「any question?」と。

 

 Bob